~とやまのやま~ 今が旬!ニッコウキスゲとワタスゲが咲き乱れる「白木峰(しらきみね)」(1,596m)

~とやまのやま~ 今が旬!ニッコウキスゲとワタスゲが咲き乱れる「白木峰(しらきみね)」(1,596m)

こんにちは!

ヤマサン食品工業です。

 

富山市の南側、岐阜県との県境にある白木峰(しらきみね)に行ってきました!

6月中旬からはワタスゲが、7月上旬からはニッコウキスゲが咲き乱れる美しい場所。

往復3~4時間程度のハイキングで天国のような風景に出逢えます。

写真をたくさん撮ってきたので、ご紹介しますね!

 

美しい風景と高山植物

白木峰は、富山県と岐阜県の県境に位置する標高1,596メートルの山で、日本三百名山に選ばれています。

それほど標高は高くないのですが、その位置と地形から風衝草原(ふうしょうそうげん:風が強く吹いて背の高い樹木が育たない草原)になっていて、高山のような美しい風景を見ることができます。

特に、6月中旬頃から「浮島の池」周辺に咲くワタスゲと、7月上旬頃から山頂近くで咲き乱れるニッコウキスゲが有名で、天国のような風景に魅了されます。

 

白木峰山頂(2024年7月)

白木峰の山頂。

厳しい風衝によって造られた美しい風景です。

 

白木峰の山頂付近(2024年7月)

木道が整備されていて、ニッコウキスゲが咲き乱れる草原を歩くことができます。

 

まるで絨毯!ニッコウキスゲのお出迎え

山頂に近づくと、草原一面に山吹色の花が咲いていて、まるで絨毯。

ニッコウキスゲの群生です。

 

ニッコウキスゲは、1株に5~7つ、ラッパの形をした10cmくらいの大きさの綺麗で元気な花を咲かせますが、この花は、毎朝1輪咲いて夕方には萎んでしまう「一日花」。

1株についている花は、1週間ほどの間に次々と咲いていきます。

花言葉は「日々を新たに」「晴れた日の喜び」「心安らぐ人」など。

ニッコウキスゲらしい花言葉ですね!

 

白木峰のニッコウキスゲ(2024年7月)

 

「浮島の池」と白い綿毛が揺れるワタスゲ

山頂付近から、ニッコウキスゲの絨毯を30分ほど歩くと、いくつかの池塘(ちとう:高山の湿原や泥炭地にある池沼)が繋がってできた「浮島の池」に到着。

 

この場所では、ニッコウキスゲと一緒にワタスゲが見られます。

ワタスゲは6月上旬ごろに黄色い花を咲かせますが、見どころは花が散った後の果穂。

フワモコで愛らしい白い綿毛がたくさん風に揺られていて、ずっーと眺めていられます。

 

この時期の「浮島の池」は、ニッコウキスゲ・ワタスゲ・池塘・立山連峰を同時に見ることができるスペシャル・ビューポイント!

青空が池塘にリフレクションして、感動的な景色を見せてくれます。

 

白木峰の浮島の池(2024年7月)

たくさんのハイカーや写真愛好家で賑わう「浮島の池」。

 

白木峰の浮島の池のワタスゲ(2024年7月)

フワモコで愛らしいワタスゲ。

 

白木峰の浮島の池(2024年7月)

この日は残念ながら雲がかかっていましたが、池塘のリフレクション越しに、壮大で美しい立山連峰を望むことができます。

 

白木峰へのアクセス

登山口までは、富山駅から車で2時間弱。

おわら風の盆で有名な富山市八尾町方面へ向かい、国道472号を経由して「富山市21世紀の森杉ヶ原キャンプ場」から白木峰へ繋がる林道(林道大谷線)に入ります。

林道を10kmほど行くと、8合目の駐車場(約20台)に到着。

8合目の登山口から、白木峰の山頂までは約1時間、山頂から「浮島の池」までは約30分のハイキングとなります。

 

富山県の地図(白木峰)

 

 

比較的に楽にアクセスできるわりに、素晴らしい景色を見ることができる白木峰。

ルートも整備されているので、お子さまと一緒のハイキングも楽しめます!

ぜひ訪れて、自然の魅力を満喫してくださいね!

 

関連リンク

白木峰登山ガイド(富山市公式ウェブサイト)

 

※林道大谷線は、冬季は通行止めとなります。上記のリンク(白木峰登山ガイド)より林道の通行状況をご確認のうえでお出かけください。
※林道大谷線には、道幅が狭い部分があります。すれ違い等にご注意ください。
※8合目の駐車場には、約20台の駐車が可能です(2024年7月現在)。
※高山植物を踏まないようにしてください。

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